化粧水?乳液?クレンジング? 男性にはあまり馴染みのないスキンケア用語。
意味が分かるとスキンケアの意味も分かりやすくなります。代表的な用語・単語を説明いたします。
青クマ【あおくま】
意味
目の下の青黒いクマを青クマと呼びます。日によって濃さが違うことが特徴で、目元の血行不良によって起こります。本来血液は赤色なのですが、血流が滞り酸素不足に陥ると、血管は青黒く変色します。それが目の下の皮膚から透けて見えている状態が青クマです。
アキュティップ【あきゅてぃっぷ】
意味
アキュティップは、老人性色素斑(日光性色素斑)やそばかすの治療に用いられる光治療器です。照射口が6.35mと小さいので、局所的に高出力での照射が可能です。ライムライトが顔全体に照射するのと比べて、アキュティップは気になるシミやそばかすをピンポイントで治療するのに適しています。照射後は1週間程でかさぶたのようになり、自然と剥がれ落ちます。
イオン導入【いおんどうにゅう】
意味
肌表面の角質層(+イオン)とその下にある顆粒層(-イオン)は互いに反発し合って、肌を細菌やアレルゲンなどから守っています。そのため、美容成分はそのままでは肌の深くに浸透させることができません。イオン導入は、微弱な電流を流すことによって、このバリア機能を一時的に解放します。さらに、電気が反発し合う作用を利用して、ビタミンC誘導体やアミノ酸、トラネキサム酸などの美容成分を角質層を超えて浸透させていきます。その浸透率は、少なくとも、通常のスキンケアの30倍といわれています。
医薬品/医薬部外品【いやくひん/いやくぶがいひん】
意味
スキンケア製品は使用用途や効能から、医薬品・医薬部外品・化粧品のどれかに分類されます。
・医薬品
病気の治療を目的としていて、厚生労働省からその効果を認められています。
・医薬部外品
厚生労働省が認めた有効成分を低濃度配合したもので、主に予防目的で使われ、人体への作用が緩やか。薬用と表示されていることもあります。
・化粧品
美容目的で作られ、医薬部外品よりもゆるやかな効能。
インナードライ(乾燥性脂性肌)【いんなーどらい】
意味
インナードライとは、皮脂が多くテカテカして見えても、実は肌が乾燥している肌状態のことです。肌が乾燥すると、角質が皮脂の膜を張って水分の蒸発を防ごうとします。そのため見た目にはテカテカとしたオイリー肌に見えますが、実は乾燥しています。インナードライの原因として、洗顔のしすぎや毛穴パック・あぶらとり紙の常用などがあり、いずれも皮脂の取りすぎが原因で起こることが多いです。
ウォータープルーフ【うぉーたーぷるーふ】
意味
耐水性があることを示しています。ウォータープルーフの化粧品(日焼け止めを含む)は汗や涙、水に強く、落ちにくいです。そのためお湯や洗顔料だけで落とせないことがあるので、ウォータープルーフの化粧品を購入される際は忘れず確認しましょう。
SPF【えすぴーえふ】
意味
日焼け止めクリームに記載されてあるSPFは、効果が持続する時間、というのは正確ではありません。SPF=UV-Bをブロックする強さを指します。
SPF10 日常生活
SPF20~30 屋外の活動
SPF30~40 炎天下の屋外での活動、海やプールなど
SPF50 海外など非常に紫外線が強い場所
エラスチン【えらすちん】
意味
エラスチンもコラーゲンと同様に、皮膚や血管を構成するタンパク質の一種で、コラーゲンに絡みついて肌の弾力を保ちます。強靭で収縮しないコラーゲンが張力を、ゴムのようなエラスチンが収縮を担い、皮膚の柔軟性を保っています。ところが加齢や紫外線などの影響により、このコラーゲンからなる膠原繊維とエラスチンからなる弾性繊維の結びつきが破壊されると、肌に大きなシワを作るなど様々な肌トラブルが引き起こされます。
ADM【えーでぃーえむ】
意味
ADMは、成人になってから出現する褐色から青灰色の色素斑で、額や鼻・まぶたに診られます。ADMはレーザーのみ適応です。誤診の可能性があるものとして肝斑が挙げられますが、肝斑はまぶたには現れないので、まぶたにシミが認められる場合はADMの可能性が高くなります。原因は紫外線や女性ホルモンによるものといわれていますが、詳細はまだわかっていません。
オールインワン【おーるいんわん】
意味
オールインワン化粧品は、化粧水・美容液・乳液・クリームなどのスキンケア工程を1つにまとめたものです。スキンケアの時間短縮や、個別で買うよりもコストを抑えられるというメリットがあります。スキンケアが面倒で続けられない、という方におすすめです。